アルマトイ⇒ビシュケク(カザフスタン⇒キルギス)陸路国境越え(コルダイ経由)
人・車の往来が常に多く、地元の人々にとってもメジャーな国境で、手続き、通過は非常に楽。
唯一の注意点は、国境を越えてキルギスに入った後、アルマトイから乗ってきた車が国境を越えて来るのを待つ必要はないという点くらいでしょうか・・。
【利用時期】2016年7月、10月
サイラン・バスターミナル(アルマトイ)⇒コルダイ経由で国境越え⇒ザパット・バスターミナル(ビシュケク)
<交通費> 約470円(1,500テンゲ)
<休憩を含む所要時間> 約5時間
アルマトイの出発地は市の西側にある長距離バスターミナルのサイラン・バスターミナル。
ターミナルやや右側奥に「БИШКЕК」(ビシュケク)と大きく書かれた乗り場があります。
車両はメルセデス・ベンツのスプリンターという20人乗りくらいのライトバンで運行されていることが多いようです。
カザフスタン側国境の町コルダイまで約3時間。
日中は国境のゲート前が渋滞していることが多いので、乗客は車を降りて荷物を全部持って、国境まで少し歩いてカザフスタン出国手続き。
カザフスタンの出国は、パスポートにスタンプ押してもらうだけで特に煩雑な手続きも厳重なチェックもなし。
国境の川にかかる橋を歩いてわたってキルギス側へ。
キルギスの入国時は、外国人はいったんパスポートを係員にあずけます。係員は部屋の中に入って入国のスタンプを押したらすぐにパスポートを返却してくれます。
ほとんど荷物検査もなく、そのまま歩いてキルギス入国。
キルギスに入ってすぐのところに、ベンチがあって待っている人がいますが、もう少し先まで300mほど歩きます。
屋根部分が赤くて「ЖКК」と書かれた国境検問事務所のような建物があるので、そのあたりでビシュケク行きの車が国境を越えてくるのを待ちます。
ここで、アルマトイから乗ってきた車がすぐに来てくれると問題ないのですが、時間帯によってはカザフスタン側が渋滞で、自分が乗ってきたバスがなかなか来ないこともあります。
急いでいる乗客は、ここで客待ちをしている車に次々と乗ってビシュケク方面へ行ってしまいます。
アルマトイでビシュケクまでの料金を払っているので二重払いにはなってしまいますが、急いでいるのであればここからビシュケクまでは周囲の人とシェアタクシーに乗るのも選択肢です。
急いでいない場合も、自分がアルマトイで乗った車が国境を越えてくるのを待つ必要はありません。アルマトイ⇒ビシュケクの車であれば来たら乗ってしまって大丈夫です。ドライバーさんも車のナンバーも違いますが、別途料金を請求されることはありません。この国境では、そういう乗り換え方が慣例のようです。
キルギス国境からビシュケクのザパット・バスターミナルまでは約40分。
時間帯によっては渋滞もあります。