サマルカンド | イマーム・アリ・ブハリ廟
概要と歴史
レギスタン付近からは車で30分ほど北に位置するサマルカンド郊外の聖地。
9世紀のイスラム神学者イマーム・アリ・ブハリを祀った霊廟。
16世紀に建立された霊廟やモスクが1998年に改装され、現在は明るい青を基調とした新しく美しい宗教施設となっている。


写真集「TRADITIONAL MOMENT IN UZBEKISTAN」の写真掲載ページ

P23
 

秋野メモ
イマーム・アリ・ブハリはイスラム教徒の間では非常に高名な神学者で、イマーム・アリ・ブハリ廟にはウズベキスタン国外からも多くの信者が訪れます。
施設は大きいものの、観光客は少なく、多くの人が訪れていても静けさが漂っています。
レギスタン付近の史跡で見られるタイルの青色とは違って、改装されて新しくなってからは薄紫や青緑などの色彩の装飾、真っ白な柱など、明るい印象の建築物。
 
重厚感のあるサマルカンドの他の史跡を見た後には、歴史的建造物として見ると、新しさや明るさに最初は違和感がなくもなかったのですが、今も多くの方がイマーム・アリ・ブハリを偲んで訪れる現役の施設であることを考えると、きれいに改装されているのも頷けます。
写真集P23掲載の写真は、そんな明るい雰囲に包まれた回廊部分を撮影したものです。


サマルカンド地図

【地図番号 6 】 イマーム・アリ・ブハリ廟

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