サマルカンド | グリ・アミール廟
概要と歴史
グリ・アミールはタジク語で「アミール(支配者)の墓」を意味する。
レギスタン広場からは南東へ徒歩10分ほど。
ティムール帝をはじめ、彼の息子たちが葬られている霊廟。
もともとは戦死した孫のムハンマド・スルタンのためにティムール帝の命により1404年に建造されたものだが、完成した翌年に急死したティムール帝自身もここに葬られることになった。
中央の黒い墓石がティムール帝、周囲にウルグベクやティムール帝の息子・孫の墓石が並ぶ。
実際の棺は地下室にあり、1Fの墓石は棺の真上の位置に置かれており、この様式はウズベキスタンの他の史跡でも見られる。
1941年にソ連の調査機関によって棺が開けられ、遺体の骨格から、伝承通りティムール帝は右足が不自由であったことが確認された。


▲1Fの墓石

▲地下室の棺


写真集「TRADITIONAL MOMENT IN UZBEKISTAN」の写真掲載ページ

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サマルカンド地図

【地図番号 4 】 グリ・アミール廟

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